1さまざまな健康上の問題について相談できる

かかりつけ医は、病気や症状に関する全般的な知識を備える努力をしているため、専門分野にかかわらず、さまざまな健康上の問題について相談可能です。消化器内科、呼吸器内科、循環器内科、泌尿器科、皮膚科など、たくさんある診療科の壁を取り払って、総合的な観点から対応します。

2オーダーメイド治療が可能

かかりつけ医は「あなた」を専門にして、「あなた」の困っている問題を解決する医師です。患者さんごとに異なる心身の状態、病歴、生活習慣、社会的立場などを踏まえて診療を行うため、オーダーメイドの治療が可能となります。

3初期の病気の徴候に気付く可能性がある

かかりつけ医は、継続的な診療により心身の状態の変化をとらえやすいため、離れて暮らす家族が見逃しがちな初期の病気の徴候に気付く可能性があります。
例えば、初期の認知症は一緒に生活していないと気付きづらいことがありますが、薬の飲み忘れが多いなどの徴候から、かかりつけ医が家族より先に気付くこともあります。

4専門的な治療が必要な場合、適切な医療機関を見つけることができる

かかりつけ医は医療連携を大切にしているため高度な医療機関との連携が円滑で、専門的な治療が必要な場合、効率よく適切な医療機関を見つけることができます。
大きな病院では予約が必要な検査も、状況によっては、かかりつけ医からの依頼で、すぐに行ってもらえることもあります。

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5かかりつけ医がいると長生きする

かかりつけ医がいると死亡率が低下するという研究結果が複数存在します。

国は、医療の効率化を図るため、クリニック（診療所）などの小規模な病院と大学病院などの大きな病院の役割分担をはっきりさせようとしています。
そのため、患者さんが外来にかかる時は、最初にかかりつけ医を受診し、治療が難しい場合には、かかりつけ医から専門的な治療を受けられる大きな病院を紹介してもらい、治療が終了して病状が安定したら、またかかりつけ医に戻るという仕組み作りを進めています。
この仕組みを浸透させるため国は制度を改正し、かかりつけ医からの紹介状なしに大きな病院を受診した場合、患者さんは一定額の負担金の支払いを求められることになりました。