院長紹介
医は仁術なり
「医は仁術なり」。かつて医学部進学を決めた高校生の私に、当時の校長先生が色紙に書いて授けてくれた言葉です。広辞苑には、「医は人命を救う博愛の道である」と解説されており、長く医療倫理の中心的標語として用いられてきました。振り返ると、これが私の医師としての原点であり、第一歩であったと思います。
医師に成りたての研修医時代、「仁術」を実践しようと一生懸命だった頃に出会った患者さんたちが、私に医師としての責任感や自信を与えてくれ、私自身を育ててくれたと思っています。研修医だった当時、何もできない自分のふがいなさに自信を失い、何度も医師を辞めようと思いました。つらくてつらくて、病棟で人知れず涙を流したこともありました。そんな時、私に「あなた、いい医者になるわよ」と言ってくれた患者さんがいました。その方は、残念ながらご病気で亡くなられましたが、その時の言葉に支えられて、私は今も医師を続けているのだと思っています。
近年、医療費の増大、病院の経営難、過疎地の無医師、患者タライ回し、医療訴訟など、医療界は混沌とした時代に突入し、「医は算術なり」などとパロディー化されるありさまです。こんな、自分を見失いそうになる時代だからこそ、もう一度「医は仁術なり」という言葉に回帰すべきと自分自身を戒めています。
このたび新規に、まるこハート内科クリニックを立ち上げる決意をしました。クリニックが多くの人の役に立つとすれば、これまで私を育ててくれた患者さんたちへの恩返しにもなるのではないかと思っています。
院長 山岸 泰道
医院概要
医院名 | まるこハート内科クリニック |
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住所 | 〒146-0092 東京都大田区下丸子1-12-4 |
診療科目 | 一般内科・循環器内科 |
電話番号 | 03-3750-3311 |
アクセス | 東急多摩川線「武蔵新田駅」より徒歩3分 東急多摩川線「下丸子駅」より徒歩5分 |
診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
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7:30-12:30 | ● | ● | ● | ● | ● | ○ | △ |
15:30-20:30 | ● | ー | ● | ー | ● | ○ | ー |
○ 10:00-16:00 △ 10:00-13:00 祝日のみ休診
終了時間の30分前までに受付の手続きをお済ませ頂きますようお願いしております
アクセス
武蔵新田駅からお越しの方へ
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1.駅の出口を出て左へ進みます
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2.アーケードを抜け右奥の道を進みます
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3.1つ目の角を左へ曲がります
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4.坂をくだって、まっすぐ進みます
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5.ミニストップ前を右に曲がります
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6.当院に到着です
院内紹介
設備紹介
心電計
心臓の筋肉の電気的な興奮を体の外からとらえて記録するものです。標準12誘導をとることにより不整脈、虚血性心疾患(狭心症、心筋梗塞など)、心筋肥大などを診断します。
血圧脈波検査装置血管年令測定
手足の血圧測定の血流の速度から血管の動脈硬化の程度を調べます。血管年令を算出し、将来の脳梗塞や心筋梗塞の危険度を予測します。
生体情報モニター
心電図、酸素飽和度、血圧を持続的に測定することができるため、急な状態の悪化など緊急時に使用します。また、不整脈の治療などでお薬を注射する場合にも、使用することがあります。
生化学検査分析装置富士ドライケム
血糖、尿素窒素、クレアチニン、GOT/AST、GPT/ALT、γ -GTP、LDH、HDL-C、Na、K、Cl、,尿酸などの血液検査項目を15分程度で迅速検査することができます。
全自動血球計数器セルタックα
白血球数、赤血球数、ヘモグロビンなど血液中の細胞や貧血に関する情報を調べます。また、炎症や感染症の際に上昇するCRP(C反応性蛋白)や、糖尿病の数値であるHbA1C(過去2か月の総合血糖値を反映した値)を院内で迅速検査できます。
タニタ体組成分析装置
体重、体脂肪率、脂肪量、筋肉量、体水分量、推定骨量などを算出します。体格指数、基礎代謝量、内臓脂肪レベル、左右の筋肉量のバランスなどを判定し、生活習慣の見直しの助けとします。
胸部エックス線画像病変検出ソフトウェア 富士フィルム CXR-AID
AI技術を活用して、撮影した胸部単純エックス線画像を自動解析します。結節・腫瘤影、浸潤影、気胸が疑われる領域を検出し、その領域を医師が再確認することで、見落し防止を支援します。これにより、肺がん・肺炎などに関して、より精度の高い診断が期待できます。
血圧計
初診の方は診察前に待合室にて血圧を測定していただいています。また、血圧が気になる方は、いつでもご自由にお測りいただけます。
超音波診断装置:心臓、頚動脈、腹部東芝Xario200
心臓、血管(主に頚動脈)、腹部(おなかの内臓)に超音波を当てて病気を発見します。 痛みは一切なく、レントゲンのように被ばくすることもありません。
レントゲン撮影システム島津メディカル
胸部、腹部などの撮影や、骨塩量測定を行います。画像は全てデジタル処理され、速やかに診察室の専用モニターに反映されます。撮影した画像情報をCD-Rに移してお持ちいただくことも可能です。
24時間ホルター心電図
24時間持続的に心電図を記録することで、突発的に起こる不整脈や狭心症発作をとらえます。お体に装置を取り付けますが、入浴以外の日常生活は通常通り可能です。
胸痛/心筋マーカー迅速測定装置コバスh
心筋梗塞の際、血液中に上昇するトロポニンという物質を迅速測定します。また、心不全の際に上昇するNTproBNPという物質も測定しています。
一酸化炭素測定器ピコプラス スモーカーライザー 禁煙外来
禁煙外来では定期的に呼気中の一酸化炭素濃度を測定します。
血液凝固迅速測定装置コアグチェック
血液凝固を阻止して血栓をできにくくするお薬(主にワーファリン)を内服している方が、薬の効き具合を知るために使用します。また、出血傾向を認めた場合など、血液の凝固異常を発見するために使用します。
提携先病院
- 東邦大学医療センター大森病院
- 昭和大学病院・昭和大学病院附属東病院
- 荏原病院
- 池上総合病院
- 大森赤十字病院
- NTT東日本関東病院
- 牧田総合病院
- 松井病院
- 東京蒲田病院
- 心臓血管研究所附属病院
- 川崎幸病院
- ニューハート・ワタナベ国際病院
- 虎の門病院
- 慶応義塾大学病院
- 田園調布中央病院
- 東京蒲田医療センター
- 目蒲病院
- 渡辺病院
- 本多病院
- 東急病院
- 大森山王病院
スタッフ紹介
院長より
私は一緒に働いてくれるスタッフとの出会いについて、こんな風に思っています。
人にはそれぞれ様々な人生のドラマがあり、それぞれの人生ドラマがほとんど奇跡的にクロスして出会うのだと。
だから、どんなときでも常に「今のメンバーがベストメンバー」なのだと思っています。そんな「ベストメンバー」が、当クリニックで働くことを誇りに思えるような、そんなクリニックにしたいと思っています。
私が院長という自分の役割の中で、重要と考えていることが2つあります。1つは、組織の目指すべき方向性を示すこと。そこで働く人がどちらの方向に頑張ればいいのかわからないと、組織は発展しないと思っています。その道を示すことが私の役割です。もう1つは、一緒に働いてくれる人の持っている個性が、充分に発揮できる環境を整えることです。
「みんな違ってみんなイイ」という言葉がありますが、人はみんな異なる力を持っていて、その多様性が組織の発展を生むと信じています。目指す方向性さえ共通しているのであれば、みんなが同じである必要はない、そう思っています。
当院では「多様性」を重視していますので、常勤のスタッフであっても別のクリニックでアルバイトをしていたり、医療とは無関係なソバ屋さんでアルバイトしているスタッフもいます。これらの様々な経験や知識が1つにまとまってチームとして機能するために、大切にしていることがあります。個々の考えは異なっていても、それぞれの背後にある個人的な事情や経験を分かち合い、尊敬と信頼を築くことです。そして直に誠実な会話をし、自分の考えを隠さず話し、スタッフ全員で共有することです。
一度でうまくいくことを期待せず、さまざまなことを試し、失敗から学ぶことで新しいアイデアを生み出し、より良いチームにしていきたいと思っています。
看護部より
看護師は常勤2名・非常勤3名で交代して勤務しております。20~60代と幅の広い年齢層でそれぞれの経験を活かし、お互いフォローしながら日々頑張っています。
朝早くから夜遅くまで診療していますが、一勤務自体は短時間のため家庭との両立が可能であり、また他の仕事との兼業や趣味など自分の時間を大切にできる職場環境でもあります。 開院当時は皆さまに来ていただけるか不安でしたが、現在では多くの患者さまにご来院いただけるようになりました。とても忙しい時もありますが、皆さまに「ありがとう」や「元気になりました」等のお声を頂いたり、暖かいご支援を頂くことで、スタッフが支えられ仕事にやりがいを感じることができています。
患者さまとの関わりでは、医師の診察以外でも積極的にお声がけを行い、一人ひとりの心配事が少しでも軽減できればと思い対応させて頂いています。また常に笑顔で患者さまが緊張せず安心して処置や検査が行えるように心がけています。
ご来院された際、医師に相談しづらいことなどあればお気軽に私たちにご相談ください。
事務部より
スタッフは、午前と午後の2交代制勤務のため、スタッフ間の連携がとても大切となります。申し送りをしっかり行い、日々連携がとれるよう小さなことでもよく話し合うように心がけております。
スタッフは院長を含め皆仲が良く、和気あいあいと楽しく仕事ができる環境です。 未経験で資格がないスタッフでも少しずつ経験し、お互いの得意分野を生かして、助け合って業務を行っております。同じ間違いを繰り返さないために、誰の間違いであっても共有し、問題点を考えて、大きなミスにつながらないようすぐに対応しております。 こうしたら良いのではないかというスタッフの意見や案をすぐに聞き入れてもらえるため、職場環境が改善され、向上心を持って仕事に取り組むことができています。
患者さまには、お心遣いしてくださる方が多く、優しい言葉に励まされております。 皆様にこたえるためにも、丁寧に迅速に対応することはもちろんのこと、なによりもご来院頂く方に気持ち良くお帰り頂けるよう、また不安を少しでも取り除けるよう、事務一同、 日々取り組んで参ります。
検査部より
病院での検査は、どなたでも緊張されると思います。患者さまの不安を少しでも小さくし、安心して検査を受けていただけるよう心がけて参ります。もし、心配事や疑問に思ったことがありましたら、是非、スタッフへお声をかけて下さい。
病気を知るうえで、検査結果は非常に重要です。結果をもとに医師が治療方針を決定します ので、高い精度が求められます。昔はあまり機械化が進んでおらず、臨床検査技師による 手作業の部分が多くありました。現在は自動化が進み、短時間でたくさんの結果を出す ことが可能になっています。ですが、「機械が出した結果だから正しいだろう」という思い込みはあってはなりません。この数値は本当に正しいだろうか?と臨床検査技師自身が 確認し、責任をもって医師に報告しなければなりません。これは昔も今も変わらず、臨床検査技師の役割としてとても重要だと思っています。
以前は原因不明、治療が難しいとされた病気でも、医学の進歩により原因が解明され、治療薬の開発なども年々進んでいます。医療の一端を担う臨床検査技師として、スタッフ一同、これからも日々研鑽を積んでいきたいと思います。