コラム

2016.08.27

家族が気付く認知症の手がかり

家族が気付く、認知症の全般的な初期症状

・話に「あれ」「それ」が多くなる。

・人柄が何となく変わったように見える。

・物事に関心がなくなり、投げやりに見える。

・どことなく、だらしない感じで怠惰に見える。

・失敗が多くなり、言い訳をすることが多くなる。

・人付き合いを避け、閉じこもるようになる。

・同じことを言ったり、したりする。

・くどくなったり、ささいなことで怒りっぽくなる。

早期のアルツハイマー型認知症の手がかり

・同じ内容の事柄を何度も繰り返し尋ねるようになった。

・電話に対応しながら調理をするなど、2つの作業を同時にするようになった。

・物の扱いが下手になったり、鍋焦がしなど調理ミスをすることが多くなった。

・季節にそぐわない身なりをしたり、おしゃれを面倒がるようになった。

・冷蔵庫に同じ品物がたまったり、同じものを買ってくることがある。

・探し物をしていることが多くなった。

・小銭が財布にあふれていたり、紙幣での支払いが多くなった。

・迷子になったり、運転中に道に迷うことが多くなった。

・診察日や予約時間を間違うことが増えた。

・薬の飲み忘れや飲み間違いが増えた。

早期の脳血管性認知症の手がかり

・ある日突然、物忘れが悪化したり、言葉が出にくくなったり、手足に力が入りにくくなったりしたことがある。

・高血圧、糖尿病、脂質異常症を指摘されている。

・好きだった趣味に興味を示さなくなり、自宅に引きこもったり、テレビを見ながら横になっていることが多くなった。

・ささいなことで泣いたり、感情をコントロールできないことが目立つようになった。

・夜間の不眠が目立つようになった。